2021-05-31T12:43:00+09:00 2021-05-31T03:47:25Z
作法 時事雑多
今日も朝から快晴で、「市民しんぶん」を配っただけで、汗ばむ陽気となっています、京都東山です。 さて、洒水とは、香水を潅いで身心の穢れを除くことで、また道場や供具等も浄めることです。その香水を入れる鋳銅製の容器を洒水器といいます。また塗香を入れる、洒水器よりも少し小さい仏器...
2021-05-30T14:14:00+09:00 2021-05-31T03:43:53Z
時事雑多 法要
朝からいいお天気で、気温も上昇、ネット上では27℃の京都東山です。さて、壇上で火舎香炉を中央にして、樒の葉を盛ってある器、左右に三器ずつ並べ、六つを一組にして、六器または「ろくき」と呼びます。仏前供用の器のことで、台皿の上に高台のついた金属製の椀状のものがのせてあります。 弘...
2021-05-29T11:53:00+09:00 2022-03-10T01:42:01Z
時事雑多 周辺探訪
今朝は、気持ちのよい快晴の京都東山です。いつもの通り東山トレイルコースを歩いていますと、「山縣公紀念樹」と記された道標があり、気になって調べてみました。その前に、昔は「紀念」と書くのですね、、、。で、紀念樹を拝もうと右に進み、恐らくここに植えられていたであろうと思われる場所にた...
2021-05-28T11:17:00+09:00 2022-03-06T01:34:38Z
時事雑多 法話
今日はお不動さまのご縁日ですね。あちこちで、護摩が修法されているのでしょう。曇り空の京都東山です。 さて、興味深い記事がネットに上がっていました。要約しますと、Aさんは自分の死後は家族に負担をかけたくないという思いから、「墓はいらない、海に散骨してほしい」とエンディングノート...
2021-05-27T13:27:00+09:00 2021-05-27T04:35:19Z
時事雑多
夜中からよく雨が降り続き肌寒い京都東山です。昨夜の月食は曇り空にて、残念ながら見ることはできませんでした。 さて、今日は「百人一首の日」ですね。文暦2/嘉禎元(1235)年の今日、藤原定家によって小倉百人一首が完成されました。藤原定家の「明月記」の文暦2年5月27日の項に、定...
2021-05-26T09:49:00+09:00 2021-05-26T00:56:00Z
今晩、5月26日(水)、日本全国で約3年ぶりに皆既月食が見られますね。今回の満月は、2021年最大の満月「スーパームーン」、地球の大気をかすめる太陽の光が赤く照らす「ブラッドムーン」、5月の満月「フラワームーン」とも呼ばれるそうです。「スーパームーン皆既月食」は、日本では約24...
2021-05-25T09:18:00+09:00 2021-05-25T00:28:51Z
花洛名勝図会 今朝は晴れていて過ごしやすい京都東山です。さて、お地蔵さまについて「法華塚」からお出ましになられたとご紹介させていただきましたが、その法華塚のいわれについて書いてみたいと思います。 法華塚とは、本堂前の石柵に囲まれた小さな塚のことです。平安時代の終わりごろ、皇女...
2021-05-24T14:57:00+09:00 2021-05-24T05:58:27Z
地蔵菩薩 仏さま
今日は24日で、お地蔵さまのご縁日にて朝からお勤めでした。雙林寺の地蔵菩薩さまは、明治5年8月、追善のために地蔵堂横にある法華塚を修繕したとき、地中よりお出ましになった石仏です。もともと法華塚が造られた時に埋められたのか、歴史の中で埋まってしまったのかどうかはわかりません。 ...
2021-05-23T12:26:00+09:00 2021-05-31T03:44:10Z
長雨もあがって、今日はいいお天気になりました、京都東山です。さて、これは柄香炉といいまして、法要のときに仏さまを礼拝するときに用いる香炉です。登降檀や、表白を唱えるときに用います。持ち運びしやすくするために、置香炉に20から30センチの柄をつけたものです。 起源については、イ...
2021-05-22T12:43:00+09:00 2021-08-10T00:19:35Z
これは、火舎香炉といいまして、お香を薫ずるために使用する香具です。獅子の顔が付いた三脚で支えられた火炉に、甑(そう)と呼ばれるリング状のものを重ね、その上に、宝珠のつまみがついた蓋がのせてあります。蓋には煙出し用に、猪目形、雲形、飛鳥形などの穴が開いています。猪目形はハートです...
2021-05-21T11:27:00+09:00 2021-05-21T02:35:30Z
仏さま 弁財天 法話
雙林寺 楠弁財天 雨が良く降ります、京都です。今日は60日に一度の己巳の日で、弁才天さまのご縁日です。あまりにも雨が強かったので、本堂にてお勤めをしました。雙林寺の弁天さまは「楠弁財天」といいまして、楠に宿っておられます。水がないこの場所に、何故、弁天さまをお祀りしたのかよくわ...
2021-05-20T11:00:00+09:00 2021-05-20T02:00:49Z
朝から雨です、よく降ります。さて、花月庵前に「不許葷肉入門内」という石碑が建っています。結界石とも言われています。 調べてみますと、「禁酒肉五辛入門内」「諸肉五辛不入山林」「不許酒肉五辛入門内」「不許葷酒葷酒入山門」「不許葷辛酒肉入山門」「不許葷肉入門」「不許葷酒入山門」「禁...
2021-05-19T10:53:00+09:00 2021-05-19T02:13:19Z
時事雑多 天台宗
朝からよく雨が降っている京都です。さて今日は、天台宗京都教区において、教区議会が開催されます。私もオブザーバーとして参加させていただきます。 天台宗は地方地方でひとつのグループになっていて、教区と呼びます。京都は京都教区、東京なら東京教区という具合です。現在京都教区には68の...
2021-05-18T11:41:00+09:00 2021-05-18T02:41:58Z
天台宗
雙林寺にある童形像 伝教大師さまの経歴について簡単にまとめてある文章はないかとさがしていましたら、天台宗発行の「信仰の手引き」という冊子にこのように載っていましたので、ご紹介します。 長い日本仏教の歴史の中で、初めて朝廷から大師号を諡られた日本天台宗の開祖、伝教大師さまは、中...
2021-05-17T15:00:00+09:00 2021-05-17T06:01:58Z
天台宗 法要
早くも梅雨入り宣言され、昨夜未明から雨が降り出し、蒸し暑い京都です。朝から妙法院での法要に出仕させていただきました。 さて、先日、伝教大師最澄1200年大遠忌のご祥当に向けて新しいポスターが出来上がったことをお知らせしましたが、本日雙林寺にも届き、早速、本堂に掲示しました。 ...
2021-05-16T10:46:00+09:00 2021-05-16T01:48:45Z
仏さま 法話
今日は60日に一度の「甲子の日」で「大黒天さまのご縁日」です。雙林寺特別公開の際には多くのみなさまのご参拝をいただきました。雙林寺の大黒さまは伝教大師御作と伝えられている尊像です。左手に宝棒、右手に袋をお持ちで、鎧をつけて「半跏倚坐」の姿勢をした、物々しいお姿です。仏教の守護神...
2021-05-15T13:31:00+09:00 2021-05-15T05:28:17Z
作法
天台宗の僧侶は、普段タスキのようなものを首から下げていますが、これを「輪袈裟」と呼びます。もともとは、マントのような袈裟を名前のように輪形に仕立てたもので、幅一寸六分、丈四尺六寸くらいに出来上がっています。素絹、道服の法衣にはもちろんのこと、作務衣でも、スーツでも、僧侶の証のよ...
2021-05-14T12:09:00+09:00 2021-05-14T03:13:12Z
作法 法要
これを「中啓」といいまして、素絹、五條袈裟を着用した時の持ち物の一つです。決して、落語の時のうどんを食べる箸や、チャンバラトリオのハリセンとしては使いません(笑) Wikipediaには、、、中啓は親骨が要よりも外側に反ったかたちをしており、折りたたんだ時、銀杏の葉のよう...
2021-05-13T13:07:00+09:00 2021-05-13T04:07:33Z
今日は、バレンタインデーから88日目、「八十八夜の別れ霜」ということで、別れ話を切り出すのに最適とされる日なのだそうです。 別れといいますと、雙林寺から歩いておよそ10分くらいのところに、安井金毘羅宮があります。ここは、あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ神社として有名です。 ...
2021-05-12T14:08:00+09:00 2021-05-12T05:18:51Z
仏さま
今日は庚申の日です。雙林寺から歩いて10分くらいのところに、八坂の塔があり、その前に金剛寺さんがあります。通称「八坂庚申堂」として、色とりどりの「くくり猿」がいわゆるインスタ映えすると一躍有名になった天台宗のお寺です。大阪四天王寺庚申堂、東京入谷庚申堂(現存せず)と並んで日本三...
2021-05-11T12:29:00+09:00 2022-03-10T01:38:56Z
八坂神社の東の鳥居を越えたところの円山公園にラジオ塔があります。正式には「公衆用聴取施設」といいます。 案内板には、、、このラジオ塔は昭和7年NHK京都放送局開局の際、ラジオの普及のためつくられました。当時は毎朝、塔の前でラジオ体操を楽しむ姿が見られ、又特に人気の高かった野球...
2021-05-10T13:57:00+09:00 2022-03-10T01:40:23Z
駒札をご存知でしょうか。寺社、史跡などの由緒などを記した将棋の駒の形をした木の板のことで、通称「駒札」といいます。京都市では「名所説明立て札」と呼んでいます。市内に750札ほどあるそうなので、これを巡るのも楽しいかもしれませんね。京都市の設置だけではなく、寺社や商店会、市民団体...
2021-05-09T11:40:00+09:00 2021-05-09T02:47:23Z
令和3年6月4日、伝教大師最澄さま1200年大遠忌のご祥当に向けて、新しいポスターが出来上がりましたが、ご覧いただきましたでしょうか。 天台宗では、平成24年4月1日から令和4年3月末日までの10年間を祖師先徳鑽仰大法会の期間と定め、次のような法会を奉修してきました。 ●第1...
2021-05-08T09:19:00+09:00 2021-05-08T00:26:26Z
薬師如来
雙林寺ご本尊 えー、本日は、お日柄もよろしく…、「大安」「一粒万倍日」「大明日」が重なる開運日ですね。私は、何かいいことが起こりそうと思うよりは、物事が上手く運ぶ、悪い事に巻き込まれない起こらない日と考えています。 そして、毎月8日は、お薬師さまのご縁日でもあります。東の果て...
2021-05-07T11:03:00+09:00 2021-05-07T02:03:11Z
このご時世の年忌法要は、お布施をお送りくださり参列者なしでお勤めすることも増えましたが、最小人数にて感染対策十分でということで、参列者がおられる一周忌法要をお勤めさせていただきました。 年忌法要は年回法要ともいい、年を追って営む追善法要のことです。数え方としては、満一年目...
2021-05-06T11:42:00+09:00 2021-05-06T02:42:17Z
法話
ようやく落ち葉が落ち着いてきましたが、雑草除去も、抜かりなくの墓掃除です。雙林寺にも無縁さまのお墓があります。人によっては、触らぬ神に祟りなしで、無縁さまにかかわると憑りつかれてしまうなどと仰る方もおられますが、決してそんなことはなく、無縁さまを供養すると、次の五つの善い果報が...
2021-05-05T14:41:00+09:00 2022-03-10T01:41:01Z
朝から雨模様の京都です。さて、明智光秀の最後は、山崎の合戦後、坂本城へ戻る途中に京都小栗栖の竹藪で土民に襲撃され、自刃したということですが、その後どうなったのかは諸説ありますね。首は介錯をした溝尾茂朝によって隠されたとも、持ち去られたともいわれていますが、いずれにしても、首を埋...
2021-05-04T12:30:00+09:00 2021-05-04T04:08:17Z
錫杖は、お釈迦さまの時代からあったそうで、毒蛇毒虫から身を守り、むやみに殺生することなく、追い払うために使われたものが始まりのようです。錫杖の持つ意味を調べてみますと、錫杖の先端に突き出ている部分は五輪で、法界塔婆を意味します。錫杖の円形の中央には三種の五輪があり、心・仏・衆生...
2021-05-03T16:04:00+09:00 2021-10-03T02:28:43Z
川越大師喜多院HPより 毎月3日は、疫病除けの元三大師さまの縁日です。雙林寺にお像はありませんが、疫病退散の祈願をしています。 改めてですが、良源、慈恵大師、元三大師、角大師、豆大師はどれも同じ人の名前です。 ■良源はもともとの名前です。 ■元三大師は1月3日の命日から生まれ...
2021-05-02T11:14:00+09:00 2021-05-02T02:32:59Z
お線香を求めて、近所の尾張屋さんに買いに行きました。お香の原料は主に植物の香木で、良く知られている名前として、沈香や白檀がありますね。伽羅は沈香の最上品のことです。沈香は、「沈水香木」(=比重が重く水に沈む香木)が名前の由来となっています。ジンチョウゲ科の木が、風雨や病気・害虫...
2021-05-01T09:29:00+09:00 2021-05-01T00:42:49Z
今日から5月です。夏も近~づく八十八夜~♪です。伝教大師さまは日本茶との関わりがあります。伝教大師さまが延暦24(805)年に中国浙江省天台山からお茶の種を持ち帰られました。その種を蒔いて出来上がったのが大津市坂本にある日本最古の「日吉茶園」なのです。最近、東京大学の研究グルー...