八坂神社の東の鳥居を越えたところの円山公園にラジオ塔があります。正式には「公衆用聴取施設」といいます。
案内板には、、、このラジオ塔は昭和7年NHK京都放送局開局の際、ラジオの普及のためつくられました。当時は毎朝、塔の前でラジオ体操を楽しむ姿が見られ、又特に人気の高かった野球中継の際は、塔をとりまいたファンが一投一打にかん声を上げていました。戦争中に資材を供出しましたが、昭和57年京都放送局開局50周年を機会に、音声合成など、最新の技術によって古都にふさわしい姿で修復されました。昭和57年5月20日 京都市 NHK京都放送局、、、と書いてあります。野球中継のラジオ聴取の様子の写真が掲げられてあります。たくさんの人が集まって、スコアボードも作られているようです。中央の「JOOK」は、NHK京都放送局のコールサインです。ちなみに、東京のNHKは「JOAK」大阪のNHKは「JOBK」です。
現役のラジオ塔のことはもちろん知りませんが、修復されたときは新聞記事になるなど盛大に披露され、ラジオを聴くことができました。しかし、いつのころからか鳴らなくなり、いや、鳴るのかもしれませんが、今は、ポツンと建っています。
若いころは、深夜放送を聴いたり、エアチェックしたり、世界各局の受信確認証を集めたりすることが流行っていましたよね。自粛生活なので、久しぶりにラジオを聴いてみるとしますか。今日も楽しい一日を。