火舎香炉


 これは、火舎香炉といいまして、お香を薫ずるために使用する香具です。獅子の顔が付いた三脚で支えられた火炉に、甑(そう)と呼ばれるリング状のものを重ね、その上に、宝珠のつまみがついた蓋がのせてあります。蓋には煙出し用に、猪目形、雲形、飛鳥形などの穴が開いています。猪目形はハートですし、雲形はクローバーにも見えますね。

 火舎香炉という名称がいつ頃から用いられるようになったのか、中国名か和名かもわからないそうです。

 いずれにしても、前机の中央に置かれる荘厳には欠かせない法具のひとつです。置き方は、手前に1本脚、後ろ2本脚です。反対に置かれていることが多いように思いますので、ご注意ください。今日も楽しい一日を。