そもそも日本へは伝教大師さまが伝えられたと言われており、延暦寺大黒堂は、日本の大黒天信仰の発祥の地とされています。
一般的に知られている大黒さまは七福神のお一人で、福徳円満で福をもたらしてくださるとされ、右手に小槌、左手で袋を肩にかけ、米俵の上におられるという容姿です。室町時代以降に七福神のメンバーとなり、宝剣、宝棒から小槌に武装解除されて、広く一般の家庭でも信仰されるようになったようです。大黒の「だいこく」が大国に通じるため、「大国主命」の民族的信仰と習合されて、微笑の相が加えられ、さらに江戸時代になると米俵に乗られるお姿になったそうです。
お寺では、お台所にお祀りされていますよね。今日も楽しい一日を。