豆まき

 いいお天気の京都東山です。節分を迎えました。今日は「大安」ですから、節分の豆まきには良い日となりそうです。

 むかしむかし、季節が移り変わるときや旧年から新年になる時には、邪気や魔が入ってくると考えられていました。自然災害や病気などは、この邪気が引き起こすものとされていて、邪気を鬼に見立てて追い払う儀式として豆まきが行われるようになったようです。もともとは中国から伝わったとされ「追儺」や「鬼払い」という災いを祓う儀式がもとになっているそうです。

 豆まきの豆には魔を滅するようにと「魔滅」という漢字も当てられたそうです。そう考えると、豆は鬼退治にとても効果がありそうです。豆まきのやりかたは、比較的自由なようで、「鬼は~外!福は~内!」の掛け声は全国的に共通しているようです。例えば、窓を開けて室内から始め、鬼門の方角を向いて外へ行うとか、いろいろとやりかたがあるようです。いずれにしても、部屋中が豆だらけになりますから、最後は大掃除をして、キレイになったところへ福の神がやって来られることになりますね。併せて、心構えとしては、自分の心の中の鬼も追っ払うぞという気持ちで行うといいと思います。

 豆まきが終わったら、一年を無病息災で過ごせるよう福豆を自分の年齢と同じ数だけ食べますが、「そんなに多くの数は全部たべられません」という歳になりました(笑)なので、我が家では、十の位の数と一の位の数を足した数を食べる事にしています。たとえば、85歳の方でしたら、8+5=13個という具合です。

 立春から新しいスタートとなればいいですね。鬼は~外!福は~内!今日も楽しい一日を。