宇宙の日

 雲の多い京都東山です。朝から法事でした。17回忌の法事が昨年であったにもかかわらず、行えていなかったということで、18回忌となりました。節目の時は親族らが集まって法事をしますが、節目でないと法事ができないわけではありませんから、行える時に行って、ご先祖さまの供養をいたしましょう。

 さて、今日は「宇宙の日」となります。1992年9月12日に、毛利衛宇宙飛行士が宇宙へ飛び立った日であることを記念して制定されたとのことです。

 仏教では、宇宙かどこかに極楽浄土という世界があって、仏さまや私たちのご先祖がおられるということになっています。ですから、今日は、空を見上げて、宇宙とかあの世のことを考えてみようと思います。宇宙といってもよくわかりませんけれども、何か気が付くことがあるかもしれません。

 私の場合、自分のご先祖さまはどんな人だったのかな?とふと思いまして、考えてみますに、せいぜい、ひいじぃちゃん、ひいばあちゃんくらいのことまでしか知りませんでした。それも両親以外は詳しくはないです。昔はカメラも普及していなかったですし、写真も全くありませんので、今となっては、知るすべはありません。もし、ご先祖さまのことを知っていれば、その知識を活かせたんじゃないかとか、いろいろな知恵が湧いてくることもあったんじゃないかとか、あれこれ思いました。

 天台宗では、「不滅の法灯」といって、平安時代から消えることのない灯が延暦寺根本中堂で今も灯され続けています。法灯が象徴するように、途切れることがないように、あれこれ受け継ぎ引き継いでいけたらと思います。今日も楽しい一日を。