曇り空の京都東山です。大変蒸し暑くなってきました。じっとしているだけでも汗がにじんでいます。エアコン使うにはまだ我慢できますよ。
さて、七十二候では、「梅子黄(うめのみきばむ)」を迎えています。この時期、梅の実が熟し、たくさんの雨が降るため、「梅雨」と呼ぶようになったとされるほどで、梅の実が徐々に黄色く熟していよいよ収穫の時期となります。
ところで、京都ではそろそろ鮎が解禁になります。鮎は夏の川魚の代表で、 塩焼きでいただくの大変美味しいですよね。この「鮎」の字は、鮎が占いによく使われたことに由来しているそうで、「神武天皇が東征の際、夢のお告げで土器と壺を作り、川に沈めて占った」とか、「記紀の神功皇后が、遠征の際、飯粒をエサにして『新羅に勝つことができるなら魚が釣れますように』と祈って川の中に投げ入れたところ釣れた魚が鮎だった」などのお話があるようです。
また、祇園祭の占出山(うらでやま)の神体は神功皇后で、右手に釣り竿を、左手に釣り上げた鮎を持っておられることから、「鮎釣り山」とも呼ばれています。来月の祇園祭でチェックしてみてください。今日も楽しい一日を。