下駄の日

下駄
 晴れ空の京都東山です。蝉も元気に鳴き始めて、だんだんとうるさくなってきました。今日の暦には「大暑」とあります。「老陽次第に極まって大暑となる」です。近畿地方も梅雨が明け、夏本番を迎えており、連日猛暑、酷暑が続いています。 こまめな水分補給に体調管理、とくに 「熱中症」や「紫外線対策」にも気を配り、適度な運動も心がけましょう。外出の時には、強い日差しを避け、日よけの傘や帽子をかぶったりと、無理なく日々を過ごしたいですね。

 ところで、今日は下駄の日だそうです。「7」は下駄の寸法を表わすのに「七寸七分」というように、7がよく使われることと、22は下駄の足跡が「二二」に見えることから、全国木製はきもの業組合連合会によって制定された、ということです。

 僧侶の衣装に欠かせない下駄ですが、よく似た履物に雪駄、草履、わらじもありますね。比叡山での修行中は下駄を履いていました。道場の周辺は舗装されていないので、石がゴロゴロしていますと、歩きにくかったことを覚えています。

 自坊へ戻ってからは日常的に雪駄を履いていまして、下駄は下駄箱に片付けられたままです。下駄と雪駄の使い分けについては、普段は下駄で、フォーマルな時には雪駄を着用するという方法があるようです。しかし、雨の日は断然下駄の方がいいですね。

 また、昨今、下駄を履くことが健康につながるということが言われています。下駄を素足で履くと、自然と足をきれいにすることになり、風通しも良くて、水虫になりにくいです。さらに、鼻緒を挟む指の運動、足の裏が直接木の台に触れることで足の裏のツボが刺激されるなど、血液の循環を末梢から促進し、足の筋肉の使用と相まって脳の働きが良くなるそうです。 

 さて、下駄と云えば・・・?ゲゲゲの鬼太郎、かまやつひろしの歌、後はなんだろう?今日も楽しい一日を。