お雑煮

 

 雨上がりにて晴れ間が出てきました京都東山です。さて、お正月はお雑煮をいただきますが、私は頭芋が苦手なので、我が家のお雑煮には入っていないのです(苦笑)。

 お雑煮といえば、全国各地でその内容には特色がありますよね。もともと、正月三ケ日にお餅が入ったお雑煮を食べる風習は、平安時代から始まっていたそうで、室町時代になって、武家の祝い膳としてさまざまな縁起物の食材が取り入れられ、これが雑煮の基本となって庶民にも広がっていったようです。他にも、お節料理の活用で、いろいろな食材を一緒に煮て食べたので、雑煮という説もありました。

 京都で食べられるお雑煮は、丸餅と頭芋(かしらいも:里芋の親芋のこと)、大根、そして京野菜の金時人参が入った「白味噌仕立ての雑煮」です。丸餅は、円満と長寿、頭芋は、頭を取るといって立身出世、大根は、厄払いや心身清浄、金時人参は赤色なので、魔除けのためです。

 この白味噌仕立てのお雑煮は京都発祥なのだそうです。甘い感じで私は好きですが、そろそろ町内会長などお役が回ってくる年頃になりましたので、頭芋を食べるようにならないとだめですよね。さて、みなさまのお宅はどのようなお雑煮でしょうか。今日も楽しい一日を。