鏡餅

 雙林寺内陣
 曇り空の京都東山です。初護摩祈祷会に、ご参座くださりありがとうございました。今日は、元三大師(がんざんだいし)さまのご縁日となります。法名は、「良源(りょうげん)」で、諡号(しごう)を「慈恵大師(じえだいし)」といいますが、命日が1月3日つまり元日三日だったことから「元三大師」と呼ばれています。お正月早々、地震、航空機事故と続いていますので、悲惨なことが起こらないようにお祈りしています。

 さて、今年も鏡餅が奉納されました。ありがとうございます。

 新年は「年神さま」がお越しになるので、お迎えし、おもてなしをして、お見送りをするのですが、鏡餅には年神さまがやどられるということになっています。

 鏡餅は、人の魂や神社に祀られている鏡が円形であることから丸い形になったといわれています。大小2段で月と太陽を表していて、円満に年を重ねる、夫婦和合などの意味も込められているそうです。地方によってさまざまのようですが、鏡餅の飾り方としては、三方に半紙を敷き、裏白、譲り葉を重ねて、鏡餅、それから昆布、串柿、橙をのせます。

 お正月が過ぎたら、1月11日にこのお餅を下げて鏡開きをします。我が家では、本来使わないのですが、包丁を持って、お大黒が格闘することが行事となっています。「おりゃ~、とりゃ~」のような掛け声です(笑)今日も楽しい一日を。