欵冬華

 今朝は曇り空の京都東山です。今日は大安となります。「吉日にて万事進んでよし」の日です。

 そして、七十二候は「欵冬華(ふきのはなさく)」を迎えました。欵冬(かんとう)とは蕗(ふき)のことだそうですので、蕗の薹(とう)が出始める頃という意味となります。

 いまさらですが、蕗の薹は蕗の花の蕾の事で、春を代表する山菜のひとつですよね。蕗の薹にはカルシウム、カリウムが豊富で、肝機能や免疫力を高めたり、骨や血液の再生に、強壮、解毒など、アンチエイジング、デトックス効果抜群の食材なのだそうです。多少、苦みやえぐみがありますが、てんぷらにすると美味しいですよね。私は、山椒塩でいただくのが好きです。他にも「蕗みそ」も美味しいですよね。ご飯はすすみますし、お酒のおつまみにもなりますし、冷奴に乗せて食べるのもいいですよね。

 晩春から初夏に出回るフキはこの葉の茎の部分で、蕗の薹とは全く違うものになります。子供の頃は何とも思わない食べ物でしたが、この年になるとなんとも美味しくいただけるようになりました。みなさまはいかがお召し上がりでしょうか。今日も楽しい一日を。