護摩木 |
さて、会期中雙林寺では護摩木をお渡ししています。護摩木はご存知の通り、護摩の炎に投じる木のことで、願主の名前や願意が書けるように平たく作られています。添え木ともいいます。
多くの方は、スペースの事情もあって、願意を四字熟語で書かれますが、こだわられる必要はありません。例えば、受験合格なら、「〇〇大学受験合格」とか、病気平癒なら、「〇〇病(病名)平癒」、商売繁盛なら、「社名社運隆昌」「〇〇店開店成就」とか、少し具体的に書く方が叶いやすいと思います。もしも、長文になるのなら、絵馬をご利用されるといいと思います。手紙のように書いて仏さまにお伝えすることができますよ。
ちなみに護摩木には、この願い事を書く添え木と他にも長短2種類ありまして、長さが1尺で親指よりも少し太いものが「積木(しゃくぼく)」といい、それに対して短い護摩木は「乳木(にゅうぼく)」といいまして、お乳の間の長さにほぼ等しいことから長さ5寸で、小指より少し細い太さに作ります。私は製材所に依頼していますが、修行中は鉈を使って作っていましたよ。
お参りの際に、護摩木が置いてあれば、ぜひ願意とお名前を記して奉納しましょう。今日も楽しい一日を。