千切り大根の日

 曇り空の京都東山です。今日は「一粒の籾が万倍にも実り、立派な稲穂になる」という一粒万倍日となります。

 そして、「千切り大根の日」だそうです。千切り大根の生産が2月に最盛期を迎えることと、「千」の字を「二」と「1」に見立て、「切」の字の「七」を合わせて2月17日ということで、広島県福山市の乾燥食品メーカー・こだま食品が2010年によって制定されたとのことです。

 調べてみますと、ご存じの通り、千切り大根は、細切りにした大根を天日干しで乾燥させたもので、西日本では「千切り大根」、東日本では「切り干し大根」と呼ぶことが多いそうです。京都では「軒しのぶ」とも呼ぶそうですが、私は知らなかったです。

 食材としてとても優秀で、美味しく、安く、保存性もよく、無添加・無着色の自然食品です。軽く洗ってから水に浸けて戻し、醤油や酢をかけてそのまま食べるほか、煮物などの料理に用られます。切り干し大根とにんじんと油揚げの煮物は、美味しいですよね。

 産地としては、宮崎県が全国シェアの約9割を占めており、寒さが厳しいほど良質な千切り大根ができるそうです。我が家では作ったことはないので、一度作ってみましょうか。今日も楽しい一日を。