小正月

 曇り空の京都東山です。今日は、「小正月」ですね。全国それぞれに行事があるようです。小豆粥を食べたりしますよね。

 我が家は鏡開きのお餅をぜんざいにして小豆をいただきます。先日のお伊勢参りの土産に「赤福ぜんざい」を買ってきましたので、それに鏡開きのお餅を加えて神さまのお力を頂戴して、無病息災をお祈りしようと思います。

 ところで、「ぜんざい」と「おしるこ」の違いはご存知でしょうか?地方で内容や呼び方は違うようですが、関西でのおしるこは「こしあんの汁物」で、ぜんざいは「粒あんの汁物」となっています。みなさまの地域ではいかがでしょうか。

 ちなみに、「ぜんざい」という名前の由来は、出雲大社で行われる神在祭でふるまわれる「神在餅(じんざいもち)」がなまったものだとか、お餅の入った小豆汁をご馳走になった一休禅師が、その美味しさに「善哉此汁(よきかな この汁)」と言われたことが始まりなのだとかいわれています。ぜんざいを漢字で書くと「善哉」ですけれども、これは仏教用語でして、法華経の譬喩品に「仏告舎利弗。善哉善哉。如汝所言。」と出てきます。サンスクリット語で「素晴らしい」という意味です。

 お正月は気分が新たになって、食べるものも多くて、いろいろと意味を探っていくと楽しいですね。善哉。今日も楽しい一日を。