119番の日

 快晴の京都東山です。今日は「119番の日」だそうです。消防機関に提供される緊急通報用電話番号「119番」にちなんで、自治省(現:総務省)消防庁が1987年(昭和62年)に制定したということです。また、今日から一週間「秋の全国火災予防運動」が行われます。2022年度の全国統一防火標語は「お出かけは マスク戸締り 火の用心」となっています。

 ちなみになぜ119番になったのか理由がありました。もともと、1926年(大正15年)に火災報知用電話制度が導入されたのがきっかけで、その時の番号が「112番」だったそうです。当時はダイヤル式の黒電話だったので、ダイヤルを回す時間を短くして一刻も早くつなげられるようにしたそうです。しかし、意外とかけ間違いが多く、かけ間違い防止と、ダイヤルを回す時間が長い「9」を回すことで多少落ち着くことができるだろうと現在の「119番」になったようです。

 雙林寺には、地元の東山消防署から消防署員の方が毎年巡察で来られます。火災の際の文化財の運び出しや、消火器の使用期限などを確認されます。写真のファイル箱には優先的に持ち出す文化財の写真付きリストが入っています。町内や祇園でも火災が発生していますから、こういう日をきっかっけに、点検など火災防止につとめたいですね。今日も楽しい一日を。