月食ですね

 快晴の京都東山です。今夜は「満月」で、十二直でも「満つ」で、満ちてくる吉日です。そして、お薬師さまのご縁日になりますので、お参りに行かれてみてはいかがでしょうか。

 さて今夜は、皆既月食ですね。日本全国で皆既月食が見られるのは2021年5月26日以来のことで、次回は3年後の2025年9月8日になるとのことです。東海、近畿などは晴れ、北海道や東北北部、中四国や九州は雲が広がる可能性がある予想となっています。

 さらに、月が天王星を隠す「天王星食」も見られるそうです。皆既月食中に惑星食が起こるのは珍しく、前回日本で皆既食中に惑星食が起こったのは、1580年7月26日のことで、次回日本で皆既食中に惑星食が起こるのは2344年だそうです。なんと安土・桃山時代以来の442年ぶりで、これを逃すとあと322年は見られないという現象なのだそうです。ただ、「天王星の明るさは、5.6等級と肉眼で見るにはギリギリの明るさなので、街の明かりなどがあると見ることは難しいかも」とも書かれていましたので、こちらは見られないのかもしれません。

 京都では、皆既月食のピーク時間は、19時59分頃です。月食の始まりは18時08分頃で、19時16分には月が地球の影に入る皆既月食となり、月が地球の影に最も入り込んでいるのが19時59分頃で、20時42分には月の姿が見えはじめ、21時49分には満月が姿を現すとのことです。そして天王星食が始まるのは、20時31分頃、天王星が月から姿を現すのが21時21分頃となっていました。今夜は、めったにない天体ショーを観測してみようと思います。今日も楽しい一日を。