朔日新月

 朝から快晴にて梅雨明けした京都東山です。連日の猛暑お疲れさまです。さて、今日は新月ですね。お月さまは、新月から上弦を経て満月になり、その後下弦となって、再び新月へと戻ります。約29.5日周期で繰り返される月の満ち欠けです。これをそのまま1か月という単位にしたのが和暦です。

 和暦では新月の日を毎月のはじまりとする決まりになっていて、毎月の「ついたち」は必ず新月となります。「ついたち」はもともと「月立ち」と書いたそうです。月が立ち上がる日という意味で昔の人々は、新月の日を物事の始まりと考え、 新月から少しずつ月が満ちて行き、満月になる日には物事が成就したり、完了・完成する日と考えたようです。今でも、1日と15日には神社仏閣へお参りに行く習慣がありますが、ここからきているのかもしれませんね。仏教でも新月、満月の日に護摩を修法したりお参りをすると物事が成就しやすいと説かれています。「満月・新月カレンダー」を作成してみるのもよいかもしれませんね。今日も楽しい一日を。