鏡餅

 

鏡餅
 晴れ空の京都東山です。今日は元三大師さまのご縁日ですね。今年は多くの方が初詣に墓参りとお越しです。東大路通りも東山五条から祇園間は朝から夕方まで渋滞しています。
 さて、鏡餅が奉納され、内陣にお供えしました。新年は「年神さま」がお越しになるので、お迎えし・おもてなしして・お見送りするのですが、鏡餅に年神さまがやどられるということになっています。鏡餅は、人の魂や神社に祀られている鏡が円形であることから丸い形になったといわれています。大小2段で月と太陽を表していて、円満に年を重ねる、夫婦和合などの意味も込められているそうです。
 そして、お年玉はここからきているそうです。年神さまから幸運を頂戴することを「お年魂」といい、昔でいう家長が鏡餅を割り、神様がやどった餅玉として、家族に分け与えていたのだそうです。これが現在のお年玉(お年魂)を渡す習慣になったとのことです。私は、ご祝儀的なことなのかななどと思っていましたが、それも含まれているのかもしれませんね。
 お正月は初詣にお墓参りと、おちおち休んでもいられないのかもしれませんが、みなさまにおかれましても、よいお正月をお過ごしください。今日も楽しい一日を。