ご縁日

しょうぐうさん
 曇り空の京都東山です。寺の建物に断熱材はなく、多少の傾きもあって隙間風も吹くので、毎日寒いです。暖房がないと部屋の中でも、白い息が見られます。子供の頃はマンションに住みたいと思ったものでした(^^;

 さて、正月と五月と九月のお参りは「正五九まいり」といって、普段の月よりも御利益を頂戴できるといわれています。すでに初詣に行かれたと思いますので、今月のおまいりはオッケーですね。

 このほかにも、「縁日」といって、毎月特定の日に特定の仏さまとご縁が深まる日がありますね。御本尊のご縁日には法要が行われますし、大きな寺社では露店が出店されますので、子供たちにとっては楽しい日でもあります。

 ざっと、ご縁日を紹介しますと…

  • 4日 阿如来
  • 5日 弥勒菩薩
  • 8日、12日 薬師如来
  • 13日 虚空蔵菩薩
  • 14日 普賢菩薩
  • 15日 阿弥陀如来
  • 18日 観音菩薩
  • 23日 勢至菩薩
  • 24日 地蔵菩薩
  • 25日 文殊菩薩
  • 28日 大日如来・不動明王・三宝荒神
  • 30日 釈迦如来
  • 午の日 稲荷神
  • 亥の日 摩利支天
  • 1月,5月,9月の最初の寅の日 毘沙門天
  • 甲子の日 大黒天
  • 己巳の日 弁才天
  • 庚申の日 帝釈天・青面金剛  

などです。

 ほぼ毎日ご縁日となっていますので、逆に言えば、お参りはいつ行っても仏さまからのご利益を頂戴できるとも受け取れますので、困ったときに行けばいいのかもしれません。しかし、そうではなくて、毎月、日を決めて定期的に継続してお参りに行くことで、毎日の暮らしに感謝をしたり、生活のリズムを整えて、いわゆるムラ、ムダをなくすなどというように、「縁日の活用」とでもいうのでしょうか、どういえばいいのかわかりませんけれど、そういうのがよろしいのではないでしょうか。今日も楽しい一日を。