きらめき


 今日も晴れ空の京都東山です。緊急事態宣言を受けて、雙林寺周辺はほとんど人がいません。お町内はお店だけとか別荘となっている建物が多いので、住人が少なく生活感があまりありません。あの外国人観光客で溢れかえっていたのは何だったのかと思えるくらいのゴーストタウン化です。

 さて、天台宗一隅を照らす運動機関誌「きらめき」が届きました。各お寺での一隅を照らす運動の紹介記事を中心に掲載されています。66号では、来月からの戒壇院公開に合わせて「利他による平和の実現」が特集されています。ぜひ、ご入会いただき、身近なところで一隅を照らす運動を推進していただければと思います。

一隅を照らす運動とは…

 天台宗は、比叡山延暦寺を開かれた伝教大師最澄さまが開宗された宗派です。伝教大師は、すべての存在が「仏」であるという法華経の精神に基づいて、比叡山に一乗止観院(のちの根本中堂)という草庵を結び、不滅の法灯をともして仏道修行に励まれました。

 伝教大師は「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」と教えられました。天台宗では、大師の教えを現代に受け継ぐべく昭和44年から「一隅を照らす運動」を展開しております。一隅を照らす運動は、自分自身が一隅を照らす人(菩薩)になるように努め、その輪を社会に繋げていこうという運動です。皆さまのご参加をお待ちしています。

今日も楽しい一日を。


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