圓山稲荷


 今朝は熱中症警戒アラートが発令された京都東山です。どんより曇り空です。さて、円山公園には稲荷神社があるのをご存知でしょうか。神社というよりも祠があります。由緒書をみても、詳しく書かれていないので、いつから祀られているのかなどはわかりません。場所は、円山公園東の左阿弥さんの並びの東観荘北側で少しわかりずらいところにあります。掲げられている由緒書を紹介しますが、読めない文字は●で記しておきます。

【このお社は京洛中最古最大の公園中に祭祀された稲荷尊として、土地の名にちなんで、「圓山」と号します。稲荷尊は一名吒枳尼天と称し、古來から佛教の守護神として密教系の寺院で祭られていた神様であります。お釈迦様が最後に説かれた法華経一妙法蓮華経●教が圓満なる人格を完成することにあり、又山は高い●を指し人が見上げる●があります。佛教の守護神である稲荷尊(吒枳尼天)を●信仰し現世利益の冥益を受●圓満な人格を完成さ●●●●●します。】

 要するに、稲荷尊を信仰して圓満なる人格を完成しましょう。ということが書かれてあるようです。そうなんです。一番の人生の目的は、立身出世でもなく、家を新築することでもなく、子育てでもなく、この自分自身の圓満なる人格を完成することなのです。日常生活、仕事をきっかけにして、いろいろなことに気づいて、人格を完成させるのが目的なのです。

 しかし、圓満なる人格とは具体的にどんな人なのかと考え始めますと難しすぎるので、私は、「明るく楽しく仲良く」ができるようになろうと努めています。今日も楽しい一日を。