本山得度式

しょうぐうさん
 今朝は曇り空にて、時折小雨が降ります京都東山です。さて、「しょうぐうさんブログ」には、昨日、比叡山釈迦堂にて行われました「得度受戒式」について書かれていました。「本山得度式」「集団得度式」などとも言われます。各寺院でも執り行われますが、比叡山での合同参加も可能となっています。
 今年は小学生から社会人まで、33人の方々が集まられたそうです。ただし、小学生は10歳以上でないと参加することはできません。また、通常1泊2日のスケジュールのところ、今年は新型コロナウィルス感染対策が様々になされ、1日になったそうです。

 この得度受戒式というのは、天台宗の僧侶になるための最初の儀式です。「度」とは彼岸に渡すという意味があり、つまり悟りを得ることなのですが、この場合は、悟りへ到るための重要な第一歩なので、その儀式を「得度式」「得度受戒式」と呼びます。

 いわゆるお坊さんは、戒律を守って寺で日々暮らしますが、その戒を和上さまから授かり、僧侶としての名前(=法名)をいただきます。本山得度式では、 天台お座主さまが和上になられます。

 私は、自防にて受けさせていただきましたが、普段着なれない法衣をまとい、次第毎に立ったり座ったりの礼拝を繰り返しますので、着崩れします。ちなみに、行院で三千仏礼拝行を修行するときには、三千回も立ったり座ったりしますので、裾を踏んで立ち上がれなかったり、とんでもない着こなしになったりしますので、この時ばかりは裾を踏まないように裾上げします。そして何よりも、正座がたいへんです。しびれが切れて、立てなくて転びましたよ。

 慣れないことばかりで、たいへん疲れたことを思い出しましたが、このような記事を見るたびに、身が引き締まる思いがします。今日も楽しい一日を。

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