山道にて

 今日も東山山頂公園へトレイルコースを歩いて登ろうと思います。知恩院の大釣鐘からだと往復1時間かからないくらいです。このコースは普通の山道で、長雨などあるとぬかるんでいるところもあります。こういうところを歩いていますと、薬草喩品をぼんやりと思い出します。

 Wikipediaには、、、大地に生える草木は、それぞれの種類や大小によって異なるが、大雲が起こり雨が降り注がれると、すべての草木は平等に潤う。この説話の大雲とは仏で、雨とは教え、小草とは人間や天上の神々、中草とは声聞・縁覚の二乗、上草とは二乗の教えを通過した菩薩、小樹とは大乗の教えを理解した菩薩、大樹とは大乗の教えの奥義を理解した菩薩であり、それら衆生は各自の機根に応じて一乗の教えを二にも三にも聞くが、仏は大慈悲をもって一味(一乗の異名)実相の教えを衆生に与え、利益で潤したことを例えた、、、と書かれています。

 私としましては、お釈迦さまはどんな人にも平等にお話を説かれますが、いろいろな人がいて、同じ話を聞いても、とらえ方や理解度など違います。だけれども、みんなお釈迦さまのお話を聞きながら真剣に悟りを目指していることに違いないので、それぞれのやり方で修行していれば、誰もが悟れることができるのだという風に理解しています。今日も楽しい一日を。