毎月16日は聖天さまに「清浄歓喜団(お団)」をお供えします。幸い近くに亀屋清永さんがあるので、大根と共に買い出しに行きます。聖天さまの好物として、大根とお団は有名で、雙林寺の奉納提灯にも描かれています。この巾着袋がお団で、もともとは果物を使用したインドのお菓子で、聖天さまとともに伝来してくる途中で現在の形に変化したそうです。また、昔から大切なものは袋に入れて紐でしばって保管していたので、このスタイルなのだとも。よくギャングが盗むドル袋も巾着袋ですよね。で、お団のルーツであるインドのお菓子のことは検索してもよくわかりませんでした。お詳しい方おられませんでしょうか。
ここから亀屋清永ホームページからの転載です。
奈良時代に伝わった唐菓子の一種「団喜」です。略して「お団」と呼ばれています。 数多い京菓子の中で、千年の昔の姿そのままに、今なお保存されているものの一つで、この「清浄歓喜団」なしに和菓子の歴史を語ることはできません。亀屋清永はこのお菓子を製造する日本で唯一の和菓子処です。
「清め」の意味を持つ7種類のお香を練り込んだ「こし餡」を、米粉と小麦粉で作った生地で金袋型に包み、八葉の蓮華を表す八つの結びで閉じて、上質な胡麻油で揚げてあります。伝来当時は、栗、柿、あんず等の木の実を、かんぞう、あまづら等の薬草で味付けしたらしく、小豆餡を用いるようになったのは徳川中期の後と伝えられています。
亀屋清永は、その秘法を比叡山の阿闍梨より習い、月の一日、十五日を中心に調製しています。もちろん精進潔斎の上、調進することは昔も今も変わりません。
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どんな味なのか、美味しいのかどうか、召し上がったことのないお方は、亀屋清永ホームページから通信販売で購入できますので、一度ご賞味してみてはいかがでしょうか。検索するとレシピもでてきますので、作ってみるのも楽しいかもしれませんね。
今日も楽しい一日を。