お参りのしかた

京も京都て、コロナ渦自粛生活お疲れさまです。

買い物途中に八坂神社を通りましたら、西楼門でお辞儀をされているお若い方がおられました。神さまにご挨拶されていたのでしょう、尊いことです。

寺務室からお参りの方を防犯上拝見していますと、様々な方法でお参りされているのが分かります。そこで、今日は一般的なお参りのお作法を簡単ですが、記してみようと思います。

持参物は、数珠、蝋燭、線香、ハンカチです。蝋燭、線香を寺で頂戴できるのであれば、不要です。先ず、山門で一礼し、手水場で手や口を清めてから本堂へ進みます。雙林寺には山門も手水場もありませんので、そのままお進みください。蝋燭と線香をお供えして、お賽銭を布施します。次に、脱帽にて一礼。寺では拍手はせず、次に、鰐口を静かに鳴らしてください。そして、数珠を左手先に通し、手を合わせて合掌し、読経、祈りを捧げます。

読経されない場合は、ご本尊さまの名前の前に「南無」をつけてお唱えしましょう。雙林寺は「南無薬師如来」です。そして最後に再び一礼します。

参拝を終えてから、希望される方は朱印を受けます。朱印は「参拝の証」ですから、必ずお参りしてからにします。お帰りの際、再び山門にて一礼し、寺を後にします。もし本堂への入堂が可能であれば、仏さまの身近でご縁を結び、お力を頂戴しましょう。稀に香水か何かの香りがする方がおられますが、本堂内は塗香か無香料でお願いします。また、土足禁止、撮影禁止のマナーにも注意しましょう。

一心頂礼十方法界常住三宝 今日も楽しい一日を。