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しょうぐうさん |
晋は「すすむ」という意味で、山は寺院のことを指します。つまり、「晋山(しんざん)」とは、新任の僧侶が、住職としてそのお寺(山)にすすみ、入ることをいいます。それで、晋山式は、それをお祝いする儀式、いわゆる新住職着任式のことになります。
ちなみに、なぜ、お寺のことを「山」というのかといいますと、もともと寺院は俗世間から離れていて修行しやすいところだとか山岳信仰などの理由で山に建てられることが多かったことから、「○○山」と山の名前がつくようになりました。これを「山号」といいます。地元の山の名前でないものもあります。
ところが、山ではなく、平地に建てられた寺院にも山号がついているのですが、これは寺院を象徴するためにつけられています。これらのことから、寺の境内を「山内」と呼びますし、お寺の門のことを「山門」と呼んだりします。
長年支えてこられた先代住職の法灯を継承され、ますますご活躍されること、合わせて法身堅固福寿無量をご祈念申し上げます。今日も楽しい一日を。