桜茶

桜茶
 曇り空の京都東山です。円山公園の枝垂桜が咲き始めたと思いましたら、一気に咲いてそろそろ見頃ですよ。 雙林寺の桜はちょっと遅れていまして、まだ咲き始めたくらいです。

 さて、桜つながりにて、桜茶のお話です。ここでいう桜茶とは、桜の花を梅酢と塩で漬けたものにお湯を注いだ飲み物のことです。桜紅茶のことではありません。お湯の中で、水中花のように桜の花が開きます。なかなか美しくて、見た目にも春らしくて楽しむことができます。雙林寺では、なるべく来客の方にお出しするようにしています。

 飲み方としては普通に飲めばよいのですが、最後に桜の花びらがどうしても残ります。これをどうするのかが問題なのですよね。食べるのか?残すのか?

 特に決まりはないと思いますが、桜の花には、リラックス効果、食欲増進、殺菌作用などがあるそうなので、私は食べるようにしています。そのまま残しておいても全然かまわないのですが、もし残すとなると、サクランボを食べた後に種が残っているのと同じイメージになるなどで、ちょっと気になるけど、やっぱり食べられないなという方は、懐紙に包んで持ち帰るのもよいのではないでしょうか。

 桜餅の葉っぱは食べるのか?食べないのか?とか、お菓子に限らず食事の仕方には悩ましいことはありますけれども、まぁ、おいしくいただけたらそれでいいんじゃないでしょうかね。今日も楽しい一日を。