ハッピーハローウィン

 曇り空の京都東山です。さて、今日は言わずと知れた「ハローウィン」ですね。

 ハローウィンは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の収穫感謝祭がキリスト教に取り入れられ、現在のハローウィンになったといわれています。また、ケルト族の1年の終わりは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていました。そのため、これらから身を守る為に仮面を被り、魔除けの焚火を焚いたりしました。

 日本では、節分に豆をまいて鬼を追い払います。比叡山延暦寺では、大晦日に「鬼追い式」があります。また、一年の前半が終わるって後半が始まる7月1日には、地獄の釜の蓋が開いて、ご先祖さまがわれわれのところに戻って来られるという行事もあります。年の節目にはあの世とこの世が繋がるという考え方は世界各地にあるのかもしれません。知らんけど。

 ともかく、日本のハロウィンはテーマパークなどがイベントを開催するなどして広まり、今では単なる仮装大会のようで、宗教的な要素はほとんどなさそうです。そこは、日本人の宗教に対するおおらかさといったところでしょうか。今日も楽しい一日を。