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樒 |
それから、「水焼香」なる作法がありました。水なのに焼香とはこれ如何に?ですよ。セレモニーホールの方に教えて頂いたのですが、火葬場の炉の前で、水に浸した「樒(しきみ)」を、棺に向かって3回、浄水を手向け供養する作法です。そのため、火葬場の焼香箱の代わりに、水の入った器と「樒」の一本枝が用意されていました。
葉や枝に強い香りをもつ「樒」は、その毒性と強烈な香りを放つので、この香りによって獣を寄せ付けず、お葬式の際には、ご遺体が腐敗していくときに生じる臭いをわかりにくくさせるという役目も持っていることにも関係するのかもしれません。いろいろと作法は違いますけれど、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。今日も楽しい一日を。