御供物

 いいお天気の京都東山です。昨日はいわゆる防災グッズを買い揃え、リュックサックに詰めこんだり、防災ケースを作って、しまったりしたところです。忘れがちなのが「靴」です。もしかしたら、家具が倒れたり、ガラスが割れて玄関まで行けない状態になるかもしれないので、枕元に厚底靴を置いておくのもいいと思います。

 さて、お盆にはお仏壇の前に机を置くなどして、精霊棚の代わりにされているお宅も多くみられます。牛と馬に見立てた「なす」と「きゅうり」にと、たくさんのお供え物でいっぱいです。 

 お供え物の基本は五供(ごく)といって、五種類が基本となっています。

  1. 御香…線香の香りと煙で 『悟りの世界』 へ導きます。 良い香りをお供えしましょう
  2. 明り(灯明)…仏様の前を明るく照らします。 ご先祖様への想いを明りでお供えします
  3. 花 (供花・くげ)…花咲き乱れる極楽のように花をお供えし、ご先祖様に喜んでもらいましょう。
  4. 水(浄水)…清浄な水で心を洗います。 毎日お供えしましょう。
  5. 食べ物…(飲食・おんじき) お膳と、その周りに季節の野菜や果物もお供えしましょう。

 お盆は地方によって豊かな伝統と特色がありますので、各地の習慣や風習に沿って、帰ってこられるご先祖さまをおもてなしましょう。今日も楽しい一日を。