比叡の大護摩(おしらせ)

峰道広場の伝教大師大尊像
 朝から時雨ています京都東山です。空は晴れています。

 さて、毎年、比叡山西塔にある峰道広場の伝教大師大尊像前では、「比叡の大護摩」が行われています。千日回峰行者である大阿闍梨さまを大導師に仰ぎ、世界平和・人類共生とみなさまの心願成就が祈られます。令和6年は、5月18日(土)・19日(日)に開催されると本山からお知らせがきました。

 護摩は、ご存知の通り、火壇を設けて護摩木を焼き、密教の作法によって祈祷を行うものです。古代インドのバラモン教において火を焚いて神を祀り、魔を除き、福を求めるために行われた供犠がもとになっています。護摩の炎を、真理、智慧にたとえて、この火によって、煩悩や魔害を焼き尽くすとされています。

 みなさまが願い事を書かれる木は「添護摩木」「護摩木」と呼びまして、燃え盛る炎に投じられることで煩悩が燃え尽きます。転じて、願い事が叶うということです。

 比叡の大護摩については、専用ホームページが開設され、オンラインで護摩木を申し込めるようになっています。詳しくは次のURLからチェックしてみてください。雙林寺でもホームページから護摩木のお申し込みができますので、ご利用いただけますと幸いです。今日も楽しい一日を。

https://hiei-oogoma.jp/