うれしいひなまつり

雛人形 雙林寺蔵
 いいお天気の京都東山です。日中は14℃まで気温が上がるとの予報で、寒暖の差が激しい日となりそうです。

 さて、本堂に雛人形を設えました。お大黒の嫁入り道具のひとつで、半世紀の歴史ある雛人形です。毎年のことですけれど、どの段にどのお雛さまを置いて、順番はどうだったかとか、写真を見ながらワーワーやっておりました。小物もどれを誰に持たせればよいのか、すぐには分かりにくく手間がかかりますね。

 ひな壇を組み立てていますと、ひなまつりの歌が頭をよぎり、「あかりをつけましょ ぼんぼりに~」などとメロディが浮かんできました。ところが、歌詞がさっぱりでてこない。そこで、気になって調べてみました!

 まず、この歌の曲名は「うれしいひなまつり」というのですね。てっきり、「ひなまつりの歌」だと勘違いしていました。

【1番】

あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花

五人ばやしの 笛太鼓

今日はたのしい ひなまつり


【2番】

お内裏様(だいりさま)と おひな様 二人ならんで すまし顔

お嫁にいらした 姉様に よく似た官女の 白い顔


【3番】

金のびょうぶに うつる灯(ひ)を

かすかにゆする 春の風

すこし白酒 めされたか あかいお顔の 右大臣


【4番】

着物をきかえて 帯しめて 今日はわたしも はれ姿

春のやよいの このよき日

なによりうれしい ひなまつり


 3番と4番の歌詞をはご存知だったでしょうか。

 大人になると、童謡を歌う機会は少なくなりますけれど、幼稚園の時など子供のころに歌った歌は完全ではないにせよ、思い出されてきますね。今日も楽しい一日を。