金平糖

 快晴にて暑い京都東山です。セミがよく鳴いていますよ。さて、お土産にと、金平糖をいただきました。いつから口にしていないのか久しぶりの金平糖に気分が上がりました。この金平糖は白色なので、キラキラとどこか夏らしい印象を受けます。しかし、冬なら雪の結晶のようですね、などと書いているのかもしれません(笑)幼いころに食べた金平糖は、いろいろな色があって、次はどれにしようかなと選ぶのが楽しかったことを思い出します。

 調べてみますと、金平糖は1546年にポルトガルからもたらされた「コンフェイト」というお菓子に由来するそうです。織田信長も宣教師から贈られ、そのひときわ美しい形と味にたいそう驚いたようです。当時はとても珍しく、公家や高級武士しか口にすることが出来ない貴重な品とされ、製造法はいっさい秘密でしたが、江戸時代になってから、長崎の菓子職人が研究を続け、長崎から、京都、江戸へと広まっていきました。

 金平糖にはレシピがなく、型に入れて作られるものではなく、気温や天候によって蜜の濃度や釜の角度と温度、釜で転がる金平糖の音を聞き、状態を見極めて五感を使いながら体で覚えていくという一子相伝の技で、砂糖の金平糖が作れるようになるのにもコテ入れ十年、蜜掛け十年、合わせて二十年かかると言われているそうです。明治時代に入り、機械化がすすんで量産化できるようにはなったものの、それでも、金平糖ができるまでには、約2週間もかかるのだそうです。和菓子は、どれも手間がかかっていますね。

 京都には皇室御用達の緑寿庵清水さんがあります。最近、近くに祇園店ができたので、一度行ってみるとしますか。今日も楽しい一日を。


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