パイナップルの日

パイナップル
 昨夜から断続的によく雨が降り続いています京都東山です。お盆も終わって雙林寺界隈はひっそりとしています。そして、今日は寅の日です。金運招来日と言われているので、宝くじの購入やお財布の新調などにおすすめの日ですよ。

 また、今日は「パイナップルの日」ですね。「パ(8)イ(1)ナ(7)ップル」の語呂合わせで、果物や野菜の生産や販売を行う株式会社ドールによって制定されました。パイナップルは沖縄の名産で国内生産では、ほぼ100%を占めているそうです。英語では“Pineapple”とされ、「松(パイン)の実の形をしたりんご(アップル)のような味をした果物」という意味があるそうで、パインでもパイナップルでもどちらで呼んでもいいようです。ちなみに、沖縄県の農林省は「8(パ)1(イ)ン」の語呂合わせで8月1日を「パインの日」と制定していますね。

 ところで、仏さまへパイナップルのお供えはカットされたものではなく、丸ごとがよくあがります。リンゴやメロンなどと同様に常温で比較的長持ちするからなのでしょう。聖天さまへは酸っぱい果物はさけるということになっていますが、仏さまへお供えしてはいけない果物はなく、その時々の果物をお供えすればよいと思います。お供え物は、果物でも和菓子でもそうですが、半紙や無地の白い紙で頂点をズラして三角形になるように折って敷いてから盛ります。畳や机の上など直には置かないですし、紙袋のまま置くこともしないです。

 そして、お供えが終わるとお供え物はみんなで食べます。「お下がりをいただく」などといいます。寺院では「お下がりです」といって、参拝者にお配りします。仏さまからのお力をいただくとか、みんなで仏さまからのプレゼントをみんなで分け合うという意味があります。注意しなければならないことは、お下がりとして自分が食べたいものを供えてはいけないということです。仏さまのこと、ご先祖さまのことを考えて喜んでいただけるだろうなというものをお供えします。

 パイナップルは南国の果物でもありますから、この時期いいお供え物じゃないのかなと個人的には思っています。今日も楽しい一日を。