雙林寺 地蔵菩薩 |
さて、雙林寺の地蔵菩薩さまは、明治5年8月、本堂前にある法華塚を追善の為に修繕したときに、その地中よりお出ましになった石仏です。お地蔵さまは「大地を母胎とするもの」の意味なので、石仏が多くみられます。
それで、その時の雙林寺住職亮観和尚の夢枕にお地蔵さまがお出ましになり「何病にも持病としても念ずれば利益更に疑いなく、多くの人が利益を受けることになるであろう」とのお告げをされました。またある時には、熱心にお地蔵さまを信仰しておられる方が通りがかり、大阪の森田さんという方なのですが、その人は長年持病に悩まされていたので、病気平癒を一心に祈願しお願いしたところ、不思議に数日後、全快されました。そして、この霊験に非常に感謝され、報恩のために現在のお堂を建立されました。
このような言い伝えにより、それから一切の病患に霊験があり、ご利益を頂戴できる「持病平癒地蔵尊」として、お祀りしています。
ところで、京都の夏は地蔵盆が行われますが、京都市も「京都をつなぐ無形文化遺産」として、ホームページでお地蔵さまについて発信されています。中でも「お地蔵さんの物語」は子供向けではありますが、よくまとまっていて、読みやすい内容となっていますので、是非ご一読いただければと思います。今日も楽しい一日を。
■京の地蔵盆↓↓
■お地蔵さんの物語↓↓