二十日正月

ぶり大根
 雪がちらつく京都東山です。寒いです。今日は「二十日正月」ですね。「骨正月」とも言うそうです。つまり、お正月のおせち料理の中に立身出世を願う鰤がありますが、二十日頃になると身は食べ尽くされ、骨と頭しか残っていない状態になるからです。

 そこで、この日には、鰤のアラと大根の煮つけや、鰤や鮭の身と野菜で粕汁などにして、最後の最後まで食べ尽くそうとする風習があります。とはいうものの、この日の為にアラを残しておくこともないので、改めてブリのあらや切り身は魚屋さんに買いに行きます。大根はお聖天さまからのお下がりです。そして土鍋でコトコトと煮て、今夜は「ぶり大根」を頂くことになります。

 毎日冷え込みがきついので、どうぞ心も身体もご自愛ください。今日も楽しい一日を。