お寺で二拍手とは

雙林寺本堂
 概ね晴れ空の京都東山です。寒いです。さて、本堂前にて、パンパンと手を叩いてお参りされる方がおられます。神社ではなくお寺なので、拍手は不要なのでは、と思われる方もおられるようです。注連縄があるので、神社と間違っておられるのではないか、などとも。

 いえいえそれは、雙林寺には聖天さまがお祀されているので、拍手される方がおられるのです。聖天さまのお勤めは、数珠をすり合掌して祈願しますが、お勤めの始めと終わりに、大小と二回拍手することになっていますので、本堂前にて拍手されているのでしょう。

 併せて、聖天さまへのおまいり時に拍手は必要なのかとも尋ねられたりします。個人的には、拍手が必要か不要かはそんなに神経質にこだわる必要はないように思います。拍手は眠っている自分の心を呼び醒まして、仏さま、聖天さまの方へ気持ちを向かわせる作法ですし、合掌は仏さま、聖天さまの御心と、自分の信心とが融合してひとつになりましたという姿を表わしたものですから、拍手をしないからといって、聖天さまがお怒りになって、バチがあたるなんてことはないと思いますよ。今日も楽しい一日を。