京都を彩る建物や庭園

 

西行法師像 花洛名所図会より
 どんより曇り空の京都東山です。さて、雙林寺花月庵が「京都を彩る建物や庭園」に選定されました。「京都を彩る建物や庭園」制度については、京都市のホームページに記されています。
【京都市内には、京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園が、所有者のたゆまぬ努力により、世代を越えて継承されています。しかし、中には、その存在と魅力が十分に伝わっていないものや、維持・継承が危ぶまれているものもあります。そこで、京都の財産として残したい建物や庭園を市民の皆様から募集し、“京都を彩る建物や庭園”としてリスト化することとしました。
 この制度は、これらの建物や庭園を、市民ぐるみで残そうという気運を高め、様々な活用を進めることなどにより、維持・継承を図ろうというものです。
 対象は、世代を越えて継承され、京都の歴史や文化を象徴する建物や庭園。・概ね50年以上を経過したもの・所在地が京都市内のもの】とのことです。
 花月庵は、もともと西行法師ゆかりの建物ですので、「西行堂」と呼んでいましたが、お隣のお茶室が「西行庵」と名乗っておられるので、雙林寺とは別々であることが分かるように、冷泉為村が「花月庵」と命名した史実に基づき「花月庵」と呼ぶようにしました。西行法師像、頓阿法師像、天津禅師(花月庵再興者)のお位牌などをお祀りしています。

 画像は、花洛名所図会に掲載されている西行法師像で、本物そっくりに描かれているのですが、花月庵は通常公開しておりませんので悪しからずご了承ください。今日も楽しい一日を。


■「京都を彩る建物や庭園」ホームページ↓↓

https://kyoto-irodoru.com/index.html