冬至


 曇り空の京都東山です。今年もあと残りわずかとなり、今日は冬至ですね。一年中で太陽の高さが最も低く、昼間の時間が最も短い日です。そして、明日からは少しずつ日が伸びていくということになります。

 冬至と言えば、柚子風呂にカボチャを食べることでしょうか。柚子を浮かべたお風呂に入ると体が温まりますし、爽やかないい香りで気持ちも落ち着きます。ゆずの果汁や果皮には「ビタミンC」が豊富に含まれているので、風邪予防にもなります。さて、体が温まった後に、かぼちゃをどんなふうにしていただきましょうか。

 冬至には「ん」のついた野菜を食べるとよいそうですが、「運」がつくということでしょうか。「ん」が2回使われていると運気も2倍だそうで、「冬至の七草」と呼ばれるものがあるようです。南瓜(=かぼちゃ)、蓮根、人参、銀杏、金柑、寒天、饂飩(うんどん=うどん)の七種です。他に「ん」がつくものは、大根、ゴンボ(=ごぼう)、こんにゃくでしょうか。冬においしい根菜が中心ですね。

 あと、私が付け加えたいものは、「あんまん」ですけど、よろしいでしょうか。温かくて美味しいじゃないですか。今日も楽しい一日を。