いいお天気の京都東山です。寒暖の差が激しい日が続いております。風邪など体調管理にはお気を付けください。
さて、今日は、「将棋の日」となります。藤井聡太さんの天才ぶりは有名ですが、現役最年少プロ棋士は17歳だそうで、最近はプロの棋士は、AIを使って腕を磨いているそうです。
そもそも、将棋好きの第8代将軍・徳川吉宗が、この日を「お城将棋の日」とし、年に1回の御前対局を制度化したことにちなんで、日本将棋連盟によって1975(昭和50)年に制定されたということです。
検索してみますと、「将棋」の歴史はかなり古く、諸説あるなか、古代インドの「チャントラン・ゲーム」 が起源ではないかと言われているようです。日本伝来も定かではなく、奈良県の興福寺境内から発掘された、1058(天喜6)年と書かれた駒が最古とされています。
将棋の駒の名前は、仏教に関係があるのではないかという説がありました。つまり、「玉・金・銀・桂・香」の文字は、仏教でいうところの「五宝・七宝」に当たるのではないかというのです。また、王将の字は「玉」とも書かれますが、中国の古典には米粒のことを「玉粒」と書かれていることや、現代でも、すし屋さんなどの業界用語として白米の隠語を「シャリ」として使用されています。つまり、もともと僧侶の間では、仏舎利と米粒とは形がよく似ているといわれていたことから隠語として名づけられたと言われていることなど、これらの要素から中心となる駒を「王」ではなく、「玉」として、お釈迦さまを結び付けたのではないかと考えられているそうなのです。
ということで、誰かと対局したり、ひとりでも詰将棋と、複雑で奥深い将棋を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。もっぱら、私は駒の動かし方くらいしか知りませんけど。今日も楽しい一日を。

