しょうぐうさん |
そして、「防災とボランティアの日」です。1995(平成7)年1月17日(火)に発生した阪神・淡路大震災にちなんで制定された記念日です。1995(平成7)年12月の閣議で記念日の制定が決定され、翌1996(平成8)年から実施されています。災害に対する自主的な防災とボランティア活動の認識を深め、災害への備えの充実を図ることが目的とされているとのことです。
その日はちょうど、私の30歳の誕生日でした。午前5時46分52秒に発生した大地震の震源は淡路島北部沖の明石海峡で、深さ16km、マグニチュード7.3で、最大震度7という大激震でした。死者は6434人、行方不明者は3人、負傷者は4万3792人、全壊・半壊した家屋は約25万棟で、兵庫県を中心に大阪府や京都府など近畿圏の広域で大きな被害が発生し、テレビのニュースなどで報道されました。その映像は、今も鮮やかに蘇ってきます。
あれから30年、私は還暦を迎えました。何の役目も果たせないまま長生きしているようで申し訳ない気持ちになりながら、誕生日のお祝いメッセージに感謝しつつ、犠牲となられた方を追悼し、回向いたしております。不謹慎といわれるかもしれませんが、この世は、明日、家が無くなるかもしれないので、何が起こっても受け入れられるようにしておかなければならないという諸行無常な世界です。 合掌