俳句の日

 曇り空の京都東山です。昨日は伝教大師さまのお誕生日で、境内の童形像前では天台宗京都教区布教師会のみなさんがお勤めをされました。

 ところで、今日は「俳句の日」です。8(は)月19(いく)日の語呂合わせから、正岡子規の研究家であり、俳人の坪内稔典さんらが提唱し、1991年に定められたということです。

 ご存知の通り、俳句はというと、五・七・五の十七音の型で表現する短い詩のような文章のことです。昨今、テレビ番組の影響で始める方が増えたそうです。あの夏井先生の容赦のない毒舌まじりの講評は面白いですけれども、いざ自分が俳句を詠むなると季語とか言葉づかいとか難しそうです。しかし、まずは身のまわりのできごとや、自然の様子、日常で感じたことなどを俳句のルールにしたがって、自由に表現すればよいのではないでしょうか。

 毎日何気なく暮らし気味だと思われます。周りに目を向けて観察してみますと、意外と見えていなかったものが多くあるかもしれません。あれこれと俳句のネタを探してみますと、案外、小さな幸せを見つけられるかもしれません。そんなことを繰り返していると仏さまとかご先祖さまとか見えない存在とかおかげとかおはたらきのようなことも見えてくるようになるんじゃないのかなと思うのですけれども、いかがでしょうか。今日も楽しい一日を。