初観音

 朝から雨模様の京都東山です。今日は、「118番の日」となります。何の数字かわからなかったのですが、海上保安庁への緊急通報用電話番号が「118番」ということでした。

 さて、観音さまのご縁日ですね。観音さまは、観世音菩薩、観自在菩薩などと呼ばれています。本来は男性であったと考えられていますが、美しい女性のお姿をされたお像が多く見られます。その名残りなのか、口元にひげが生えていたりします。

 観音さまは、お修行中の身で、あらゆる人を救い、あらゆる願いを叶えるために、おじいさん、おばあさん、子ども、兵士、お坊さんや、恐ろしい鬼や美しい天女など、臨機応変に33種類のお姿に変身されます。「三十三間堂」や「三十三観音」など「三十三」という数字はここからきています。

 また、観音さまのお名前を唱えれば、スーパーヒーローのようにやってきて、私たちを助けてくださると観音経に説かれています。…観音さまのお名前を唱えれば、たとえ大火事や大水害が起こっても焼かれないし、溺れることもない。…観音さまのお名前を唱えれば、たとえ刀で斬り殺されそうになっても、相手の刀が壊れて、そこから脱することができる。…観音さまのお名前を唱えれば、たとえ大海で暴風雨が発生し、恐ろしい鬼の国に船が漂着したとしても、ただちに救い出してくださる、、、などなど。

 誰かに助けてもらうことがあれば、もしかしたらその方は観音さまの化身なのかもしれませんよ。今日も楽しい一日を。