この浅草観音四万六千日はもともと千日詣であったところ、享保時代の頃より46,000日となったようです。この日に参拝しますと、46,000日分の功徳があるとされているのです。この数の由来には諸説ありますが、米の一升が米粒46,000粒で、一升と一生をかけたもので、一生分参拝したことになるのだとか、また46,000日は、およそ126年に相当し、人の寿命の限界ともいえるため、「一生分の功徳が得られる縁日」とも言われています。何れにしても、無病息災への願いが込められているのですね。
境内で開催されるほおずき市は明和年間から開催されるようになったそうです。ほおずきは、漢字で書くと「鬼灯」です。鬼が提灯に火を灯して、悪霊や邪気を払ってくれるという意味があるそうです。子供の頃は、ばあちゃんに教わって、舌の上でつぶすようにしてブーっと鳴らして遊びましたが、今もそんなことする人はいるのかしら。ほおずきを鳴らす遊びは、平安時代から楽しまれていたのだそうですよ。
今年も、1年の折り返し地点となりました。これからの半年もがんばっていきましょう。今日も楽しい一日を。
