バレンタインデー

 曇り空にて時雨のような小雨が降ったりやんだりの京都東山です。少々寒さがもどりましたけれど、三寒四温にて春が近づいて来たということでしょうか。

 さて、今日は言わずと知れた「バレンタインデー」ですね。女性から男性にチョコレートを贈る習慣は日本独自のもののようです。一説によると、昭和10年に神戸のモロゾフ製菓が、外国人向け英字新聞『ザ・ジャパン・アドバタイザー』で、「あなたのバレンタインにチョコレートを贈りましょう」という広告を掲載したのが、バレンタインチョコの始まりという説や、昭和33(1958)年にメリーチョコレートカムパニーが新宿・伊勢丹で行ったチョコレートセールがそのはじまりだという説があるようです。現在では、チョコレートの年間消費量のおよそ4分の1がこの日に消費されるほどの国民的行事になったことには違いありませんね。

 今では様相を変えて、いわゆる「本命チョコ」のほかに、職場で配る「義理チョコ」、友達同士で交換する「友チョコ」、自分へのご褒美に「自分チョコ」、最近では男性が自分のために買う「俺チョコ」もあるそうですよ。ただ、時代とともに考え方も変化してきているようで、義理チョコは、働く女性にとって、精神的にも経済的にも負担感のある行事になっているようです。また、お返しの手間などで義理チョコをもらっても、迷惑と思う男性もでてきているのだとか。それよりも友人や家族(夫)に感謝を伝える日に変わってきているそうです。

 いずれにしましても、店頭には美しくパッケージングされた美味しそうなチョコレートが溢れていますので、見ているだけでも楽しいバレンタインデーですよね。さて、今年はどなたにチョコレートをお渡しでしょうか。今日も楽しい一日を。