都七福神

 

 曇り空の京都東山です。毎月7日は都七福神のご縁日で、本年最後となります。七福神といえば、ゑびす神、⼤⿊天、毘沙⾨天、弁財天、福禄寿神、寿⽼神、布袋尊の七福神が宝船に乗った絵が有名ですね。このメンバーのうち、ゑびす神だけが⽇本古来の神さまです。⼤⿊天、毘沙⾨天、弁財天はインドの神さまで、福禄寿神、⽼寿神は道教の神さま、布袋尊は中国の実在した僧侶です。この宝船を正⽉元旦に枕の下に⼊れて寝ると幸運が訪れるとかいろいろと⾔い伝えられています。

 そもそも七福神信仰は、京都独自の信仰だそうで、京都ではとくに「都七福神めぐり」と呼ばれて親しまれているようです。実は京都に住んでいるのに、私は知らなかったのですけれども。

 七という数字は、仏教で説かれているところ「七難即滅」「七福即生」から七柱の神仏を一組としてお祀りし、七福神になったとの説があるようです。七福神の神々のお⼒で福運を授かろうとすることはわれわれの願いであり、それこそ七難即滅、七福即⽣の功徳を頂戴したいところですね。今日も楽しい一日を。