冬至

 昨夜から降り続いた雨が上がって、どんよりした曇り空の京都東山です。今日は「冬至」ですね。1年で最も昼間が短く、夜が長い日となります。「一陽来復(いちようらいふく)の日」ともいいますね。

 冬至と言えば、1.柚子風呂に入る、2.カボチャを食べる、3.「ん」がつく食べ物を食べる、でしょうか。柚子を浮かべたお風呂に入ると体が温まりますし、爽やかないい香りで気持ちも落ち着きます。ゆずの果汁や果皮には「ビタミンC」が豊富に含まれているので、風邪予防にもなります。

 さて、体が温まった後には、かぼちゃをどんなふうにしていただきましょうか。我が家はオーソドックスに煮物にして食べますよ。

 冬至には「ん」のついた野菜を食べるとよいそうです。「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」の後には良い事が巡って来るという一陽来復の願いが込められているそうです。「ん」が2回使われていると運気も2倍だそうで、「冬至の七草」と呼ばれるものがあるようです。南瓜(=かぼちゃ)、蓮根、人参、銀杏、金柑、寒天、饂飩(うんどん=うどん)の七種です。他にも「ん」がつくものは、大根、ゴンボ(=ごぼう)、こんにゃくでしょうか。おいしい根菜が中心ですね。あと、私が付け加えたいものは、「あんまん」に「タンメン」です(笑)

 子供たちは、「もういくつ寝ると~お正月~♪」と楽しみに待つ時期かもしれませんが、大人たちは「今年もあと何日しかない」と焦りつつ、あわただしく過ごすのかもしれません。さしあたり、年賀状を元日に配達してもらうには、12月25日までに出したほうがいいそうですよ。今日も楽しい一日を。