供養

 曇り空の京都東山です。積もった雪はなくなりました。そして、七十二候では、「黄鴬睍睆(うぐいすなく)」を迎えました。鴬が鳴きはじめる頃ということなのですが、雙林寺周辺はまだのようです。早く聞こえてこないかなあ「ホー法華経~」

 さて、供養についてです。供養とは、もともと敬意をもっておもてなしをするという意味で、仏・法・僧の三宝(さんぼう)に食事や衣服などの物資をささげて僧の集まりを援助することをいいましたが、時代とともに、仏前に香・花・燈明やお供物などをお供えすることを供養と呼ぶようになりました。特に日本では、亡くなった方の冥福をお祈りするためにお供物や塔婆を奉げる追善供養が中心になったので、仏様だけでなく、ご先祖様も供養の対象にすることが一般的になりました。

 また供養というと、ただ品物をお供えするだけのように思われがちですが、それだけではありません。供養には2種類があり、お花やお香、お供物を奉げるのを「利供養」といい、これに対して、仏様の教えにしたがって日々修行をすることを「法供養」といいます。法供養と利供養の2つがあってはじめて本当の供養になるのです。

 したがって、日常の生活すべてが仏様やご先祖様への供養だと思って、日々深い感謝の気持ちをもって生きていくことが大切です。「これも供養」「あれも供養」今日も楽しい一日を。