しょうぐうさん |
太陽が真西に沈む日ですね。観無量寿経には、日想観が説かれています。お釈迦さまがおっしゃるには、真西に沈む太陽をしっかりと見て、想いを向けよ。みんな沈む太陽を見ているだろう、と。その時は、姿勢を正して西を見てゆるぎない心で夕日を見なさいと。それができるようになったら、目を閉じていても、開けていても、ありありとその太陽の姿を見ることができるようになるのだ、と。浄土は光の国のように言われていますから、このような観想法が説かれているのだと思いますが、太陽を通して極楽浄土を想像したり、先祖を偲んだりと思いを馳せるのもよろしいかと思います。
併せて、彼岸といえば、六波羅蜜の実践ですよね。今一度再確認しましょう。
- 布施 [ほどこす] 惜しみなく人に親切にしましょう 無財の七施
- 持戒 [つつしむ] ルールを守りましょう 諸悪莫作・衆善奉行
- 忍辱 [しのぶ] 不平不満を言わず、堪えましょう 辛抱
- 精進 [はげむ] 最善を尽くす努力をしましょう 一生懸命
- 禅定 [しずめる] 心と体を落ち着かせましょう 座禅
- 智慧 [まなぶ] 正しい判断力で真実を見極めましょう
では、今日も楽しい一日を。