金毘羅縁日です。

安井金毘羅宮
 今朝は快晴にてさわやかな京都東山です。さて、今日は金毘羅さまのご縁日です。「金比羅」とも表記されます。有名な香川県琴平町の金刀比羅宮は、金毘羅大権現や金比羅さん、「さぬきのこんぴらさん」と呼ばれていて、多くの人々から信仰を集めています。

 金毘羅さまは、もともと、鰐を神格化したもので、大般若経を守護する十六善神のお一人で、薬師如来の眷属である十二神将の筆頭である宮比羅大将さまとされています。身によろいをまとい、武人のようなお姿をされています。また、お釈迦さまがお修行されたというヒフラ山の守護神でもあったともいわれています。航海の安全など、海の守護神とされ、農村では、五穀豊穣、雨をもたらしてくださる農神さまとしても祀られています。

 雙林寺から歩いて15分くらいのところには、何でも断ち切ってくださる安井金比羅宮があり、その先の祇園界隈では、「金毘羅船々、追手に帆をかけてシュラシュシュシュ…象頭山金毘羅大権現…♪」などと聞こえてきそうですよ。今日も楽しい一日を。